写真は2018年にイスラエル・テルアビブ浜辺のレストラン街の一角で撮影したもの。ボートの上で停泊して住んでいる。見ての通り、船上はソファーありキッチンアリの生活感あふれるような様子。

声を掛けたら、「Life is Great!」

 ちょっとうらやましかった。なぜなら私も船で旅をしたいからだ。港から港へ。正直、飛行機でひとっ飛びというのはあまり面白くない。電車や車もあまり好きではない。動力が好きでないのかな?

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心の重さを感じよう

 このころは家族で世界一周をしていた時。もちろん決まった住処もない。ましてや行く先々に確固たる目的があったかと言われれば、正直ない。明確な目的や目標もなく次の街へ飛んで、そこに行ってから何をやるかを決める。何を食べるか、何を買うかを決める。まるで、新しい街に行くと、これまでのことがすべてリセットされる気分であった。これまでの常識は文化やひと、食べ物、滞在場所によってすべて一層される。

 仕事のスタイルもある意味で変わる。WIFI環境も変わる。カフェで仕事をしているとその雰囲気も違う。すべてが違う世界に数週間から数か月の間で変わる。徐々にスリムになっていくのがわかる。体重の話しではない。心の話しである。心も重さを持っている。まるで体重のように気が付かぬうちに増えていくのだ。そして意識をすると、初めてそれが自分自身にとって調子が悪いと感じる。

 体重は、体重計があるから重さが数値でわかる。でも心の重さをはかるものはない。

 

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こころの重さを測る

心理学の世界では様々な研究が広範にわたって繰り広げられているようだ。
元心理学科教員・日本女子大学名誉教授の岡本安晴氏は、計量心理学などについて心のデータ分析や測定を行っている。内川聡著書の「心の絶対法則 なぜ「思考」が病気をつくり出すのか?」などでも述べているが、心が重くなっていけば、身体にも影響が出る。決して目に見えている体脂肪だけの話ではないのだ。エコメンタルカレッジでは、まず体感覚を重要視してみなさんと接している。このような心の計測は、科学的知見に基づいたものであり、十分に考慮に入れているが、それは二の次である。

エコメンタルカレッジのトップページの写真は、四角い木を取り上げている様子が映っている。これは四角い木(こころへの負担(重さ))を取り除いていることをメタファーとして表している。

 

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体感覚を研ぎ澄まそう

 これから様々な投稿でこの「体感覚」というキーワードが出てくると思う。メディアからの情報や他者からの情報は、あなたが意識しない間に身体に蓄積されます。これはあたかもおいしい添加物を摂取していったら、いつの間にかに毒で侵食しているかのようにです。

もちろん自浄能力によって自然に排出されれば問題ありません。でもすべてを取り除くことはできません。あるいは、全部を取り除くのはかえって耐性が失われてしまうかもしれません。エコメンタルカレッジは、体感覚を味わうためのマインドフルネス、コンパッションワークショップも併せて開催しています。